練習の習慣
「家では殆ど練習しなくて…」
という状態でレッスンに来る生徒さんも時折り見られます。
以前も記事を書きましたが
小学1年生で五十音を、小学2年生で九九を覚える時はみんな声に出して何度も繰り返し覚えるはずです。
授業中だけではなかなか覚える事ができません。
練習をあまりせずにレッスンを受けるということはこういう事です。
ピアノレッスンの課題の曲も上達するには家での[定着させる事]が必須です。
ひらがなが書けないうちに文章を書けと言っても無理です。
九九が理解できないうちに計算を教える事、さらに文章題を解かせるのは無理です。
練習をせずにレッスンに来る生徒さんには
毎回五十音や九九を教えるようなものです。
先には進めません。
でも、そこは個人レッスンなので周りに迷惑もかけないし個人のペースでできるのでこちらも諦めずに毎回同じ指導をしつつ、家での定着の必要性もお話しします。
家での練習で定着させてくればその先に進めます。
同じ曲でも間違えながらもやっと最後まで辿り付けるという状態でフレーズ感や強弱などの要求をすれば混乱します。
一曲を仕上げる、その曲で定着させたい事を理解するにも段階があります。
初級程度のテキスト一冊を3〜4年かかる生徒さん(練習不足)もいれば一冊を半年〜1年で終わらせる生徒さん(日々コツコツ練習の習慣が付いている)もいます。
練習不足の生徒さんもレッスンに来てさえくれれば能力に応じた指導をします。
一旦テキストから離れてみたり、練習するしないに関係なくできる事をしてみたり、
試行錯誤です😅
きちんと練習してくる生徒さんはレッスンの度に新しい事を教える事ができるので進歩が楽しみです😌
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