九九とピアノ
何でもそうですが上達するためには継続と努力が不可欠です。
野球やサッカーや陸上、水泳なども日々のトレーニングを継続して上達します。
ピアノを習っている子には様々な子供達がいます。
大きくなって(小学生高学年以上〜大人)始められる方はピアノを弾きたい気持ち、弾けるために必要な事を理解して通ってくれていますが、、、、
幼児から小学生低学年のお子さんは「なんとなく習っている」場合も少なくありません。
なので具体的に毎日の練習を課題として出しますが、それもやったりやらなかったり、、
レッスンで理解していた曲もおうちに帰ると分からなくなってしまったり。[この対策として最近はスマホで動画撮影をしおうちの方に送り、分からなくなった時に見るようにとお願いしています]
小学生中学年になると「なんとなく」ではあまり上達しない事が少し理解できてきます。
それでも練習は好きではないというお子さんも多く見られます。
先日そのような生徒さんに九九を例えてお話ししました。
「2年生で九九を覚えた時、何度も何度も表を見て声に出して練習したでしょう?
目で見て脳で考えて声に出すという事を繰り返して覚えたんだよ。
ピアノも音符を目で見て脳で考えて指を動かす一連の流れを何度も繰り返さないと上手に弾けるようにならないんだよ?」
というお話をしました。
とても真剣にその話を聞いていた生徒さん、昨日のレッスンは違っていました。
迎えにいらしたお母様も
「家での練習の仕方が急に変わりました」とおっしゃっていました。
練習とはどういうものかという事を自分なりに納得したようです。
このお話は九九を一生懸命覚えた経験のある生徒さんにしか理解できません。
子供には理解できる年齢があるんですね。
幼稚園の子にこれを言っても意味分かりませんよね。
なので理解できる年齢まではあの手この手で家での練習を少しでもするように仕向けていくわけです。
そういった成長を見ながらピアノを教えるって本当に興味深く楽しい事です!
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